人材紹介会社（転職エージェント）、登録型

日本における人材紹介会社の形態で最も多いのが、『登録型』の人材紹介会社です。
そのビジネスモデルから、人材バンクと評されることもある転職エージェントです。人材紹介会社に登録をした転職者の会社選びをサポートする事が最大のサービスとなります。

登録型の人材紹介会社の仕組みですが、まずは転職希望者が人材紹介会社に登録を行い、人材紹介会社のコンサルタント（キャリアアドバイザー）は、登録した転職希望者と面談を行いキャリアコンサルティング、アドバイスを行う。同時にこれまでの職務経歴に基づき専門性を確認したうえでスクリーニングを行い、データベースへの登録を行います。

企業から人材紹介依頼があった際には、求人内容よりマッチングが行われ、候補者が選定され紹介が行われる。
企業が登録型の人材紹介会社に人材の紹介の依頼を行うと、転職エージェントのコンサルタントはデータベースの中から最適な人材を探し出す。候補者がいた場合にはすぐに登録をしている登録者に連絡を行い、仕事内容・社風を説明し将来のキャリアプラン等も提示しながら求人への応募を確認する。転職歴のない方などには職務経歴書の書き方や転職についてのアドバイスを行う。登録者の中に求人内容とほぼ合致するような適材人材がいれば、すぐに候補者のレジメを確認できることなどから、採用企業にとってもスピード感のある採用が行えることなども、登録型人材紹介会社の最大の特徴となっている。

人材紹介会社（転職エージェント）とは、厚生労働大臣の許可を受けて職業を紹介する、民間の職業紹介業を運営する企業のことを指します。企業から求人の依頼を受け、転職を希望する方から登録を受けた上で、求人企業へのご紹介を行います。

転職先企業の紹介・求人の紹介をするだけではなく、専任のキャリアアドバイザー（コンサルタント）が、転職を希望する方の業種や職種を把握し、適性を見極めた上で、その人にあった最適な企業や求人を紹介します。登録時にはキャリアの棚卸を一緒になって行い、希望やご志向をヒアリングし、求人紹介につなげていきます。さらに、転職のアドバイスやキャリア判定、面談から入社まで、転職活動を総合的なサポートを二人三脚的に行って頂けます。人材紹介会社によっては、面接のアドバイス（面接対策）や履歴書・職務経歴書の作成・添削をサービスとして実施している会社も多くあります。また、求人企業の社風や年齢構成、詳細な仕事内容、中途入社の割合、実際にもらえる年収など、直接応募ではなかなか聞けない情報を事前に人材紹介会社から得ることが可能で、転職という重要局面において情報量の多い中意思決定を行う転職活動を行う事が可能です。

紹介頂く求人の中には普段見かけないその紹介会社独自の求人も存在する。

カウンセリング頂くキャリアアドバイザーによっては相性が重要になる場合もある。転職活動終了までお付き合いしてくれる（紹介を受けた求人
で進捗があれば）。

■人材紹介会社にエントリー
各紹介会社にてエントリーシートを作成後、人材紹介会社へ提出（エントリー）する。
その後人材紹介会社より連絡が入り、面談の日程調整。

■キャリアアドバイザー（ＣＡ）と面談
面談（カウンセリング）を通じて、キャリアアドバイザーは求職者の志向や希望をヒアリング。さらに現在のスキルやキャリアを診断し、転職について客観的なアドバイスを行います。

■企業紹介
キャリアアドバイザーが、あなたのキャリアや希望条件に最適な企業をピックアップし、紹介。ふさわしい求人案件が見つかり次第、随時、紹介があります。あなたは紹介された企業をじっくり検討した上で、応募の可否をアドバイザーに伝えます。もちろん志向に合わなければお断りする事も可能です。

■企業への応募
キャリアアドバイザーはあなたの応募の意志表示を受けて、企業に推薦を行います。

■面接
求人企業との面接です。事前にキャリアアドバイザーより面接についてのアドバイスがあります。ケースによってですが、キャリアアドバイザーが面接に同行することもあり、安心して面接にのぞむことができます。

■内定・内定承諾、入社
企業からの内定に対して、承諾・辞退を熟慮して、キャリアアドバイザーに伝えます。他社の選考結果を待ってから返事をしたい場合は、キャリアアドバイザーに相談することで、内定期間延長などの交渉を代行してもらえます。

■入社前、入社後のフォロー
入社まで日時が空いている場合の近況報告や、入社後の活躍をキャリアアドバイザーから確認が入るケースもあります。